写真集『蒼海の碑銘』上梓。

最終更新: 7月22日

【写真集】蒼海の碑銘

〜海底に眠る戦争遺産〜


2020年8月13日にイカロス出版さんから発売が決定しました。


 イカロス出版さんといえば、月刊JウィングやJシップスといったミリタリー系などにも精通する出版社さんで、かれこれお付き合いは5年ほどにもなりますが、今回、大型本として164ページのボリュームで、今までに撮りためた写真を「写真集」として皆様にお届けできることになり感謝しております。


これまでは、写真展「群青の追憶」図録を多くの方にご覧いただいて参りましたが、まさにその上位互換と言うべき内容となっております。月刊「丸」(潮書房光人新社)にて連載中の「海底のレクイエム」でもお世話になっている、小高正稔さんと宮崎賢治さんという歴史、航空機などに精通した専門家を、月刊「丸」編集部さんとイカロス出版さんの良好な関係の中、出版社の枠を超えた形でお迎えすることができ、さらには図録のデザインもお手伝いをいただいたパナリデザイン・田端さんのご好意で、マップデザインなども本写真集に使用させていただいております。既に図録をご覧いただいている方は、一部に既視感があるかもしれませんが、寛大な心でご覧いただければ幸いです。


また、写真展では展示などはしているものの、図録の制作後に撮影したことで未収録となっている戦艦「長門」を本で見たいというご要望や、展示パネルを図録化したことで、写真サイズが小さくなり、もっと大きく見たいというご意見なども頂戴しておりましたが、今回の写真集は、それらを満たす仕上がりとなり、安堵しております。


私の「群青の追憶」図録、そして今回の「蒼海の碑銘」写真集においては艦船などの「解説本」に近い要素も持ち合わせており、私の拙い文章に、「歴史」と「知識」の部分を追加して下さる小高さんや宮崎さんには本当に感謝と、勉強させていただいておりますが、今回お世話になりましたイカロス出版編集部、木村さんのチョイスで選ばれた写真が、自分ならこれを選ぶだろうという写真と異なったり、着眼点の相違など大変興味深く、改めて気付かされた点も多かったように感じています。皆さまにおかれましても、ぜひ、写真集を手にとっていただき、写真集としては異例ともいえるキャプション(説明文)に目を通しながら、海底に眠る艦船の今の姿だけではなく、75年前の姿まで想像していただけると、また違った見方が出来るのではないかと感じております。


さて、肝心の掲載内容は以下の通りです。


クロスロード作戦より

戦艦「長門」(ビキニ環礁)

軽巡洋艦「酒匂」(ビキニ環礁)

空母「サラトガ」(ビキニ環礁)

駆逐艦「ラムソン」(ビキニ環礁)

重巡洋艦「プリンツオイゲン」(クワジェリン環礁)


戦闘艦艇の部

戦艦「陸奥」(山口県)

駆逐艦「文月」(ミクロネシア連邦・チューク)

駆逐艦「菊月」(ソロモン諸島・フロリダ島)

駆逐艦「響」(ロシア・ウラジオストク)

潜水艦「伊号第一六九」(ミクロネシア連邦・チューク)

駆逐艦「追風」(ミクロネシア連邦・チューク)


補助艦艇・徴用船の部

給糧艦「伊良湖」(フィリピン・コロン)

水上機母艦「秋津洲」(フィリピン・コロン)

特設潜水母艦「平安丸」(ミクロネシア連邦・チューク)

特設運送船「りおでじゃねろ丸」(ミクロネシア連邦・チューク)

航空工作船「おりんぴあ丸」(フィリピン・コロン)

給油艦「石廊」(パラオ)

貨物船「桑港丸」(ミクロネシア連邦・チューク)

貨客船「東海丸」(グアム)

特設運送艦「愛國丸」(ミクロネシア連邦・チューク)

貨物船「長野丸」(ミクロネシア連邦・チューク)

特設運送船「伯耆丸」(ミクロネシア連邦・チューク)

貨物船「鬼怒川丸」(ソロモン諸島・ガダルカナル島)

特設航空機運送船「富士川丸」(ミクロネシア連邦・チューク)


航空機の部

零式艦上戦闘機 21型/52型/52甲型(パラオ)

二式水上戦闘機(ミクロネシア連邦・チューク)

九七式飛行艇(ソロモン諸島・ツラギ島)

艦上攻撃機「天山」(ミクロネシア連邦・チューク)

零式三座水上偵察機(パラオ)

艦上偵察機「彩雲」(ミクロネシア連邦・チューク)

一式戦闘機「隼」(フィリピン・コロン)

一式陸上攻撃機(ミクロネシア連邦・チューク)


100以上の艦船・航空機などを潜った中で、30弱の掲載となり、本当はもっと多くの艦船やエリアを載せたかったのですが、「次回使いましょう!」とのことですので、まだ発売前ではありますが、次作にもご期待いただければと思います。


今年は戦後75周年という節目の年でもあります。

新型コロナの蔓延により、私自身も「群青の追憶」写真展が延期となってしまったりと様々な影響を受け、思うように活動ができないなど気が滅入る事も多いですが、今一度、過去の大戦に目を向け、この本を通じて平和に寄与できればと思うのと同時に、戦争によって亡くなられた多くの先人の慰霊・顕彰に繋がれば幸いです。


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